
この記事を書いた人:hiro教員
現役看護教員・元看護師長・国家資格キャリアコンサルタント。現場の厳しさを誰よりも知る元師長として、そして挫折しそうなあなたを全肯定するキャリコンとして、リアルな解決策をお届けします。
新人看護師として働き始めると、多くの人が一度は「また怒られてしまった…」と感じる経験をします。
実際に新人看護師の相談でよく聞くのは、以下のような悩みです。
- 先輩に毎日のように怒られる
- 自分だけできていない気がする
- 看護師に向いていないのではないかと感じる
新人看護師の時期は、仕事を覚えることが多く、失敗や注意を受けることも少なくありません。
この記事では元看護師長の経験から
- 新人看護師が怒られる理由
- 先輩看護師の本音
- 怒られたときの考え方
について解説します。

新人看護師が怒られる理由
新人看護師が怒られてしまうのには、いくつかの明確な理由があります。
患者の安全が最優先だから

医療現場では、患者の安全が最も重要です。例えば
- 投薬ミス
- 患者確認ミス
- 医療機器の操作ミス
などは、患者の命に関わる可能性があります。そのため、先輩看護師はミスが起こりそうな場面では厳しく指導することがあります。
新人看護師にとっては「怒られた」と感じることもありますが、多くの場合は患者を守るための指導なのです。
新人看護師は経験が少ない
新人看護師は、臨床経験がまだ少ない状態です。学生の頃の実習とは違い、実際の医療現場では
- 患者の状態の変化
- 多くの業務
- 時間管理
などを同時に行う必要があります(多重課題)。そのため、最初のうちは
- 判断が遅い
- 行動が遅れる
- 報告が遅れる
などが起こりやすくなります。先輩看護師は、これらを改善するために指導します。
多重課題でパニックになり、行動や報告が遅れて怒られることが多いなら、頭のメモリ(記憶)に頼るのをやめましょう。点滴の滴下スピードとアラーム管理が同時にできるタイマー電卓を白衣のポケットに入れておくだけで、「時間を忘れて怒られる」リスクを物理的に減らすことができます。
報告・連絡・相談が不足する
新人看護師が怒られる理由として多いのが報告・連絡・相談(報連相)の不足です。医療現場では
- 患者の状態
- 処置の状況
- 異常の有無
などをチームで共有することが重要です。しかし新人看護師は
- 先輩が忙しそうで報告できない
- これくらい大丈夫(報告しなくていい)と思ってしまう
ことがあります。その結果、先輩看護師から「なぜすぐに報告しなかったの?」と強い指導を受けることになります。
「報告の基準がわからない」「知識がなくて何を報告すればいいか迷う」という時は、ポケットにサッと入る『クイックノート(カンペ)』を持っておくのが元師長からのオススメです。これがあれば、先輩に報告する前に基準値をサッと確認でき、「報告の根拠」に自信が持てるようになりますよ。
先輩看護師の本音

新人看護師は「怒られている」と感じることが多いですが、先輩看護師の多くは新人を成長させたいという気持ちで指導しています。
特に看護師はチームで働く職業です。新人看護師が成長することで
- 病棟の安全
- 患者ケアの質
が高まります。そのため、責任感からつい厳しい指導になることもあるのです。
怒られたときの考え方
新人看護師として働く中で、指導を受けることは避けられません。しかし、そのときの「受け止め方・考え方」を変えることで、気持ちが少し楽になります。
指導は学びの機会
怒られたと感じる場面でも
- なぜ注意されたのか
- どうすれば良かったのか
を考えることで、大きな学びになります。新人の時期は失敗から学ぶ時期でもあります。
一人で抱え込まない
つらいときは
- 同期
- 信頼できる先輩
- 家族
などに相談することも大切です。同じ新人看護師でも、同じような悩みを抱えていることが多いです。
自分の成長を振り返る
新人看護師の頃は、できないことばかりに目が向きがちです。しかし
- できるようになったこと
- 学んだこと
を振り返ることで、自分の成長に気づくことができます。小さな成長を積み重ねることが大切です。
心が壊れる前に、スマホの中に「逃げ道」を作っておきなさい
毎日のように怒られ続け、「もう限界だ…」と完全に心が折れてしまった時、そこからゼロで転職先を探す気力は残っていません。理不尽な指導ばかりで心を病んでしまう前に、まだ少し思考する余力がある今のうちに、看護師専門の就職・転職エージェントに無料登録だけしておくことを強くお勧めします。
「いざとなればいつでも別の病院に逃げられる」「私の資格を求めてくれる場所は他にもある」という事実を知るだけで、不思議と今の職場のプレッシャーが軽くなることもあります。これは、キャリコン視点でお伝えする『最強の心の保険』です。登録したからといってすぐに転職する必要はありません。まずは自分の選択肢を知り、心を守る最終防衛線を作りましょう。
看護師長経験者から新人看護師へ伝えたいこと
新人看護師として働き始めたばかりの時期は、つらいと感じることも多いでしょう。
しかし、新人の時期は看護師として成長するための大切な期間でもあります。最初から完璧にできる人はいません。経験を積みながら、少しずつ看護師として成長していくものです。
焦らず、自分のペースで学びを積み重ねていくことが大切です。
FAQ(よくある質問)
新人看護師が怒られるのは普通ですか?
新人看護師が指導を受けることは珍しいことではありません。医療現場では患者の安全が最優先であるため、ミスが起こりそうな場面では先輩看護師が指導することがあります。新人看護師の時期は、学びながら成長していく期間でもあります。
新人看護師が怒られないためにはどうすればいいですか?
怒られないためには、報告・連絡・相談を意識することが大切です。わからないことや不安なことは早めに先輩看護師に相談することで、ミスを防ぐことができます。
新人看護師が怒られて落ち込んだときはどうすればいいですか?
怒られたときは、なぜ注意されたのかを振り返ることが大切です。また、一人で抱え込まず同期や信頼できる先輩に相談することで気持ちが楽になることもあります。
新人看護師はいつ頃仕事に慣れますか?
個人差はありますが、多くの新人看護師は半年から1年ほどで業務の流れに慣れていきます。経験を積み重ねることで少しずつ自信を持って働けるようになります。
まとめ
新人看護師が怒られるのには理由があります。多くの場合は
- 患者の安全を守るため
- 新人を成長させるため
の指導です。
新人看護師の時期は、誰もが悩みながら成長していきます。焦らず、一つ一つ経験を積みながら、自分のペースで看護師として成長していきましょう。
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