執筆者:hiro教員
現役の看護教員。毎年多くの学生が「解剖生理学で完全に挫折しました…」「暗記カードを作っても過去問が解けません」と相談に来ます。断言しますが、解剖生理学を『英単語のような丸暗記』で乗り切ろうとするのは今すぐやめましょう。なぜなら、解剖生理はすべての専門科目(成人・母性・小児・薬理など)の土台です。ここを暗記で済ませると国試本番の状況設定問題で必ず総崩れします。今回は、解剖生理学の苦手意識を根本から壊す方法を伝授します。また、得点源に変えるためのアセスメントと勉強のコツも解説します!
【アセスメント】なぜ「解剖生理学の丸暗記」は国試で通用しないのか?

「レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系」「交感神経と副交感神経の作用」など、単語だけを必死に覚えている学生は非常に多いです。
しかし、国家試験では「単語の名前」そのものを問う問題はごく一部で、多くは**『仕組み(メカニズム)』や『疾患との繋がり』**を問うてきます。
| 学習スタイル | ⚠️ 試験本番での弱点 | 🩺 教員のアセスメント |
|---|---|---|
| ❌ 丸暗記(点の学習) | 問題の言い回しが少し変わったり、臨床ケース(状況設定問題)になるとどの知識を使えばいいか分からず即アウト。 | 脳のメモリを無駄遣いしている状態。すぐ忘れるため、模試のたびに覚え直すハメになる。 |
| ⭕ メカニズム理解(線の学習) | 「なぜその症状が出るのか」を論理的に導き出せるため、初見の病態や状況設定問題でも正解を選べる。 | 「解剖(構造)→ 生理(機能)→ 疾患(破綻)」が1本のストーリーになるため、記憶に定着しやすい。 |
人体の臓器やホルモンには、すべて「その形をしている理由」「そのタイミングで分泌される理由」があります。
その「理由(因果関係)」さえ分かってしまえば、無理に暗記しようとしなくても、答えはおのずと導き出せるようになるのです。
【実践】丸暗記を脱出する!解剖生理学の「3ステップ攻略法」

✨ ステップ①:「構造(形)」と「機能(働き)」を必ずセットにする
例えば心臓なら、「左心室の壁はなぜ右心室よりぶ厚いのか?」を考えます。「全身に血液を強い圧で送り出すポンプだから」という機能が分かれば、構造は自然と頭に入ります。「形には必ず役割がある」を意識しましょう。
✨ ステップ②:「もしここが壊れたらどうなる?」と考える(=病態への架け橋)
正常な働き(生理)を学んだら、すぐに「ここが機能低下したらどうなるか?」を想像します。例えば「インスリンが出なくなったら?→血液中の糖が細胞に入れず高血糖になる(糖尿病)」。正常と異常(疾患)を繋げて考えるのが最大の近道です。
✨ ステップ③:小学生に教えるつもりで「声に出して説明」する
参考書を閉じて、「尿ができる仕組み」などを自分の言葉で説明してみましょう。言葉に詰まった箇所こそが、あなたが「分かった気になっていた弱点」です。曖昧な部分をピンポイントで復習できます。
【重要】教科書を読んでも「仕組み」が理解できないなら…
解剖生理学は、一度「あ、そういうことか!」と腑に落ちれば、二度と忘れなくなる科目です。
しかし、その「腑に落ちる瞬間(アハ体験)」を独学で生み出すのは非常に難しいです。そのため、多くの学生が挫折して丸暗記に逃げてしまいます。
分からないところで手が止まり、実習や他の勉強にまで支障が出ているなら、「臨床経験のあるプロ講師に1対1で噛み砕いて教えてもらう」のが最もタイパの良い解決策です。
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まとめ:解剖生理学は「ストーリー」で制す!悩んだらプロに頼ろう
解剖生理学は、看護師国家試験すべての科目のベースとなる最重要科目です。
単語の丸暗記を捨て、「構造と機能のつながり」をストーリーとして理解していきましょう。
独学で教科書とにらめっこして時間を浪費するくらいなら、マンツーマンの個別指導を活用して最短ルートで苦手を克服するのが賢い戦略です。春に笑顔で合格を掴み取れるよう、心から応援しています!